BitLockerとは

ドライブを暗号化する機能です。

内蔵用ドライブだけでなくUSBメモリー、SDカード、外付けハードディスク、など

様々なメディアに対応しています。

 

以下のバージョンで暗号化させることができます。

  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Vista Enterprise、 Windows Vista Ultimate
  • Windows 7 Enterprise、 Windows 7 Ultimate
  • Windows 8 Pro、Windows 8 Enterprise
  • Windows 8.1 Pro、Windows 8.1 Enterprise
  • Windows 10 Pro

 

暗号化する

その前に容量を確認してください。

数TBのデータが入ったハードディスクを暗号化する場合は、暗号化に膨大な時間がかかります。

場合によっては1日で終わりません。

大容量のハードディスクを暗号化する場合は、

一度、他のハードディスクにデータを退避させて、フォーマットしてから暗号化する事をおススメします。

ドライブをフォーマットして空っぽにしておくと、数秒で暗号化する事ができます。

方法は、後ほど記載しています。

 

ボリューム(K:)を暗号化します。

ボリューム(K:)を右クリックして、「BitLockerを有効にする」をクリックしてください。

bitlockerを有効にする画像

 

暗号化解除のパスワードを入力してください。

 

bitlockerにパスワードを設定する画像

 

回復キーのバックアップ方法を指定します。

 

bitlockerで回復キーのバックアップ方法を指定する画像

暗号化する範囲の選択します。

以下の2つの方法から選びます。

  • 「使用済みの領域のみ暗号化する」
  • 「ドライブ全体を暗号化する」

使用済みの領域のみ暗号化する

先ほど説明したように、

ドライブをフォーマットして空っぽにしておいて、

「使用済みの領域のみ暗号化する」を選択して暗号化すると、使用している領域が元々無いので、数秒で暗号化できます。

そこに後から退避しておいたデータを入れていけば、全てのデータが暗号化されます。

つまり、ドライブ全体を暗号化したのと同じ状態になります。

データの量が多いほど、この方法がいちばん早くてベストだと思います。

 

ドライブ全体を暗号化する

この方法は、ドライブの中にデータがあろうと無かろうと、すべての領域を暗号化します。

なので当然、時間がかかります。

容量の大きいハードディスクをこの方法で暗号化すると、膨大な時間がかかってしまいます。

この方法を使う場合は、

データ領域の少ないUSBメモリやSDカードなどで、

わざわざデータを退避してフォーマットするのが面倒な場合に限ります。

 

 

bitlockerでドライブを暗号化する範囲の選択画像

 

暗号化モードを選択します。

 

以下の2つから選びます。

  • 「新しい暗号化モード」
  • 「互換モード」

 

新しい暗号化モード

新しい暗号化モードは、今使っている最新のOSに対応した暗号化モードなので、最も秘匿性が高いのですが、以前のWindowsのバージョンでは互換性がありません。

例えば、Windows 10 Pro でこのモードの暗号化を行うと、Windows 8.1 以前のバージョンは対象外になってしまいます。

なので、主に内蔵用ディスクに使う暗号化モードとも言えます。

互換モード

互換モードは、以前のバージョンのOSに互換性があります。

このモードは、外付けバードディスクや、USBメモリー、SDカード、などの外付けのメディアを暗号化するのに向いています。

デメリットとしては、以前のOSで使われてきた暗号化技術を使う為、セキュリティーの面は少し劣ります。

 

 

bitlockerで暗号化モードを選ぶ画像

 

最後に、「暗号化の開始」ボタンをクリックすれば、暗号化処理が始まります。

 

bitlockerで暗号化の開始画像

 

暗号化しています。

 

bitlockerで暗号化しています画像

 

完了すると、

ドライブに対して、鍵のアイコンが付いているのが確認できます。

 

bitlockerで暗号化が完了した画像

 

以上になります。

 

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