パソコンを廃棄する際、「ハードディスク内のデータが漏洩するのではないか」と気になりませんか?
そのまま廃棄するのは何か気持ち悪いですよね。
実は、ハードディスクをフォーマットしてもデータは完全に消えていません。故障して読み込めなくなったハードディスクも、業者に依頼すればデータを復旧させることができます。
リサイクル業者があなたのパソコンからデータを抜き出さないとは言い切れませんし、
転売先の次の持ち主が悪い人ならデータを復旧させてしまうかもしれません。
そこでおススメなのが、今回紹介する2つの方法。
ハードディスク破壊サービス
ビックカメラの「ハードディスク破壊サービス」というサービスがあります。
ハードディスク1台あたり1,020円(税込)で、機械を使ってハードディスクを破壊してもらえます。
まるでシュレッダーにかけるように目の前で潰してくれるので安心ですし、潰した鉄の塊は自分で持って帰ることができます。
ノートパソコンやタブレットなど、本体からハードディスク(SSD)を取り出すのが困難な場合は、1,480円(税込)でデータを完全に消去してもらうサービスもあります。
安全に消去した事を証明する「データ消去証明書」を発行してもらえます。希望すればデータ消去したパソコンをそのままビックカメラで買い取ってもらう事も可能です。
(記載した価格は、2022年7月現在のものです)
私が以前勤めていた会社でもこのサービスを利用していました。
仕事で使っていたパソコンを廃棄するなら、こういうサービスを利用した方が良いですね。
DIYハードディスク廃棄
「ハードディスク破壊サービス」は大変便利なのですが、ハードディスクを廃棄するのに、1台につき約1,020円(税込)もかけるのは勿体ないと思いませんか?
では、安くハードディスクを廃棄する方法を説明していきます。
前提条件として、自力でパソコンからハードディスクを取り外せる人に限ります。
システムドライブとして使っていた「Seagate Barracuda 2000GB」を分解していきます。
ハードディスクで使われているネジは、少し特殊な星形のネジ穴になっているので、普通のプラスドライバーで開けることができません。
下図のような「トルクス」という先端のドライバーを使います。
ハードディスクの分解には「T-6」~「T-8」のサイズが必要です。
いろんなサイズのトルクスがセットになったものを購入しておくと間違いなしですね。
隅にあるネジ以外に、シールの裏側にもネジ穴があります。
Seagate以外のメーカーでも同じようにシール裏にネジが隠されています。
シールはドライヤーの風を当てて熱を加えると剥がれやすくなりますよ。
T-8のトルクスですべてのネジを外していって下さい。
シールを剥がすと、さらにシールが貼られています。
ドライヤーの熱風を当ててからシールを剥がしてください。
隠されたネジ発見!!、これも外していきます。
パカっと開きました。
ハードディスクの内部は、T-6のトルクスで外してきます。
データが書き込まれているのは丸い鏡のような「ディスク」の部分です。
Seagateの2TBでは2枚入っていました。
ディスクをペンチで折り曲げたり、
表面の部分をドライバーなどの鉄製の物で引っ掻いて傷つけます。
これでデータ復旧できなくなります。
後は、お住まいの地域の自治体ルールに従って廃棄してください。
ちなみに、私の住んでいる地域では「鉄のゴミ」は無料で回収してもらえます。
最後に
ビックカメラの廃棄サービスだと10個廃棄しただけで1万円以上かかります。
ハードディスクをたくさん持っている方は自分で廃棄した方が断然安くつきますね。
トルクスドライバーのセットは700円程度で買えますし、持っておいて損はないと思います。
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