シリアル値とは

例えば、以下のように「2017/2/14」と入力したセル、

右クリックして「セルの書式設定」を開いてみてください。

 

セルの書式設定


 

 

Excelは「2017/2/14」のような記述を、

日付だと判断して自動的に表示形式を「日付」に設定してくれます。

 

分類:日付


 

 

表示形式を「標準」に変えてみると、

 

表示形式:標準


 

 

数値として表示されます。

この数値の事を「シリアル値」と言います。

 

シリアル値で表示される


 

 

表示形式で日付のように見えていたセル、

実は、Excel内ではシリアル値という「数字」で処理されているのです。

年月日のシリアル値

シリアル値は1日毎に加算される


 

 

1900年1月1日がシリアル値「1」になります。

その後、1日経つごとにシリアル値が1づつ加算されていきます。

2017年2月14日はシリアル値「42780」

2017年2月15日はシリアル値「42781」

 

Excelは1899年以前のデータは日付として計算できません。

1900年1月1日~9999年12月31日まで日付として扱えます。

※Mac版のExcelは1904年1月1日がシリアル値「1」となるので要注意。

 

時分秒のシリアル値

時分秒のシリアル値は、小数点以下の数で表現します。

 

時分秒のシリアル値は小数点以下


 

 

23時59分59秒にシリアル値は「0.9999」となり、

24時00分00秒(すなわち0時00分00秒)にシリアル値は0に戻ります。

 

年月日を整数、時分秒を少数、で表すので、

1900年1月1日12時00分00秒のシリアル値は、1+0.5で1.5になります。

書式の自動変換を防止する

例えば、住所を「市」「区」「番地」でセル分けして入力する必要がある場合

 

数字をハイフンで区切る


 

 

番地のセル「1-2-6」が勝手に日付変換されてしまい、「2001/2/6」と表示されます。

 

日付の書式に自動変換される


 

 

対処方法として、事前にセルの表示形式を「文字列」に設定しておくと、

 

書式設定の表示形式を文字列に変える


 

 

日付でもシリアル値でもない、ただの文字列として入力できます。

 

日付の表示形式を回避できる



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