メカニカルキーボードで「テンキーなし」の商品は多数ありますが、
どういう訳か、薄型のアイソレーションキーボードで「テンキーなし」の商品はあまり売られていません。
あったとしても変にコンパクト化されていて、方向キー(←↑→↓)がEnterキーの下に小さくまとめられていたり、キーピッチが極端に狭かったり、持ち運びには便利なのかもしれませんがキーボードとして打ちにくいものが多いです。
そんな中で、ELECOMの【TK-FCM107XBK】は「薄型」かつ「JIS配列」かつ「キーピッチが標準サイズ」の希少なテンキーレスキーボードなのです。
【製品の特徴】
- 薄型のアイソレーション型キーボード(キーストローク2.5mm)
- キーの間隔が標準サイズ(キーピッチ19mm)
- 方向キー(←↑→↓)が右側に独立している
- PageDown、PageUp、Home、End、キーが右側に独立している
- JIS配列
- テンキーなし
世の中には、キーボードに「打鍵感」だとか「打ち心地」を求める人が割と多く「メカニカルキーボードが至高だ」という風潮がありますが、
私のようにキーストロークが深いメカニカルキーボードが苦手な人も一定数は存在します。
ストロークが深いと指がキーに引っかかって高速タイピングができなかったり、キーを深く押し込んでしまって指が疲れてしまいますが、
薄型キーボードでは指でキーを軽く撫ぜるだけで高速タイピングが可能。
PageDown、PageUp、Home、End、キーはChromeのタブを切り替えたり、上下スクロールを行う時に多用するキーですが、
これらのキーが右側に独立しているだけで、作業のスピードが大きく改善される。
テンキーをあまり使わないので、標準サイズのキーボードからテンキーの部分だけを無くしたいと思っている。
上記の意見に同意できる方には、
ELECOMの【TK-FCM107XBK】を強くオススメします。
ELECOM 薄型キーボード【TK-FCM107XBK】のレビュー
インターフェース | USB Type-A |
対応OS | Windows 10、Windows 8.1、Windows 7、Windows XP |
キータイプ | メンブレン |
キー配列 | 92キー(日本語配列) |
キーピッチ | 19.0mm |
キーストローク | 2.5mm |
ホットキー数 | 12キー |
電源方式 | USBバスパワー |
ケーブル長 | 1.5m |
寸法
重量 |
幅360.6mm×奥行142.5mm×高さ25.6mm(スタンド含まず)
幅360.6mm×奥行142.5mm×高さ34.1mm(スタンド時) 約469g |
キーストローク「2.5mm」は薄過ぎず、厚過ぎずでアイソレーション型キーボードとしては標準的な深さ。
左下は「Ctrl」「Win」「Alt」のキー並びとなっており、
よくありがちな「Fn」キーが間に入って邪魔をしているキーボードとは違います。
Fキーは「F1~F4」「F5~F8」「F9~F12」でまとめられており
ブラインドタッチでも探しやすくなっています。
右下の3番目にさりげなく「Fn」キーが配置されており
「Fn」と上側の「F1~F12」を組み合わせる事によって様々な動作が実現できます。
Fn + F1 | Windows標準のメディアプレイヤーを起動 |
Fn + F2 | システムの音量を下げる |
Fn + F3 | システムの音量を上げる |
Fn + F4 | システムの音量をミュート |
Fn + F5 | 音楽なのメディア、前のトラックへ移動 |
Fn + F6 | 音楽なのメディア、次のトラックへ移動 |
Fn + F7 | 音楽なのメディア、再生/一時停止 |
Fn + F8 | 音楽なのメディア、停止 |
Fn + F9 | ブラウザのホーム画面を表示 |
Fn + F10 | Windows標準のメールソフトを起動 |
Fn + F11 | マイコンピューターを表示 |
Fn + F12 | ブラウザのお気に入りを表示 |
「キーピッチ:19.0mm」という標準サイズのキー間隔。
テンキーを無くしたこと以外は「余計なコンパクト化がされていない」ので、キーの打ち易さが保証されています。
「Caps ロック」「Scroll ロック」は右上のLEDライトで確認できる。
本体裏側のスタンドを出すことでキーボードの高さ調節できます。
スタンドを出した場合の傾斜
スタンドを出さない場合の傾斜
ELECOM 薄型キーボード【TK-FCM107XBK】の使用感
冒頭でも書きましたが、薄型キーボード・JIS配列・テンキーレスで「方向キーが右側に独立している商品」は本当に希少なんですよね。
- テンキーを無くしたこと以外は標準のデスクトップ用キーボードと同じサイズ感
- 癖のないキー配列
この普通さが魅力なのです。
省スペースと使いやすさの両方が実現できます。
【キーの打ち心地】
メンブレン式のリーズナブルなキーボードなので、元々期待していなかったというのもありますが、割と標準的なキータッチです。
決して最高の打ち心地とは言いませんが、特段悪い印象はなく可もなく不可もなくといった感じですね。
Amazonのレビューには「キータッチがやや硬い」というようなことが書かれていましたが、私はむしろ柔らかめで打ち易いと感じました。
今まで使い慣れていたキーボードの硬さによって感じ方も変わるのかなと思います。
【ダメだと思ったポイント】
USB Type-A のコードが若干細いように感じます。
気にするほどの事でも無いのかもしれませんが、今まで使っていたキーボードと比べるとちょっと心許ない感じですね。
とはいえ、このキーボードは外に持ち歩いて使うよりも、家のデスクトップPCに常時接続しておいて使うタイプなので、余程のことがない限り断線する事はないと思います。
こんなに安くていいの?というような値段なので
雑に扱ってガンガン使い倒してみてください。
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