細かい隙間など、掃除機が届かない場所を掃除したい時に何かと便利なのがエアダスターです。
主にパソコン周りの掃除に力を発揮しますが、他にも使用用途はたくさんあります。
エアダスターの中でも、充電して何度でも使える『電動エアダスター』の使い道について紹介します。
1. 電動エアダスターの基本知識
エアダスターとは?
エアダスターは、圧縮空気を利用して物体の表面から塵やゴミを迅速かつ効果的に取り除くツールです。
通常、缶や電動機構を使用して圧縮空気を噴射します。これにより、手やブラシでは難しい細かい部分やデリケートな機器の掃除が容易になります。
エアダスターの特徴
電動エアダスターは、持続可能で再充電可能な特長があります。
充電式バッテリーを搭載しており、ガス式エアダスターに比べて経済的で環境にも優しい選択肢です。また、コンパクトなサイズと軽量なデザインが、様々な場面での取り扱いを容易にします。
エアダスターの種類
ガス式(スプレー缶式)は使い捨てが一般的で、即座に利用できる手軽さがあります。一方で、電動式は充電可能なバッテリーを使用し、繰り返し利用可能です。電動式は充電の手間がかかる反面、経済的で環境に優しいという利点があります。
電動エアダスターの代替品
「わざわざエアダスターを買うぐらいならヘアドライヤーを使えばいいじゃないか」と言われがちですが、ヘアドライヤーは温風や冷風を使って髪を乾かす用途に特化したものです。
エアダスターのように圧縮した空気を吹き出してホコリを飛ばすには力不足です。特に配線が入り組んだPC内の掃除にはエアダスターが必要になります。
2. 電動エアダスターの使い道 7選
電動エアダスターはPC周りの掃除に限らず、あらゆる用途に使えます。
- PC周りの掃除
- 傘の水滴飛ばし
- キャンプの火起こし
- 浮き輪やビーチボールの空気入れ
- 箪笥の隙間のホコリ取り
- ファンヒーターや羽なし扇風機のホコリ取り
- エアコンの清掃
PC周りの掃除
PC内の掃除に最適です。
マザーボードの基盤を傷付けることなく表面に張り付いたホコリを飛ばす事が可能です。
細いノズルから圧縮した空気が出るので、GPUのファン、CPUクーラーの羽根、ケースのフィルターに付いたホコリも一撃で剥がせます。
配線が入り組んだ場所でも、配線の隙間からノズルを挿せば内部のホコリを外に弾き飛ばすことが可能。
キーボードのキーキャップ下にあるホコリを弾き飛ばせます。
モニター表面に付いたホコリを吹き飛ばせます。画面から少し離れた場所から風を当てるだけでホコリが剥がれます。
布で直接拭くよりも画面を傷めることなくホコリを除去できます。
傘の水滴飛ばし
雨の日に傘をさして帰宅した後は、必ず傘を開いて部屋干しします。
水滴が付着した傘を閉じたまま放置するとカビが繁殖するからです。
わざわざ傘を干さなくても、電動エアダスターで表面の水滴を弾き飛ばせます。
それならヘアドライヤーでもいいのでは?と思うかもしれませんが、ドライヤーはあくまで髪の毛を乾かす用途の物なので広範囲に空気を噴出するだけです。
それに対して空気を圧縮して細いノズルから噴出する電動エアダスターの方がはるかに効率よく水滴を弾き飛ばす事が可能です。
キャンプの火起こし
電動エアダスターは以下のような利点があります
- 充電式の利点として「電源のない場所で使える」
- 電動エアダスターはガス式とは違い「可燃性ガスが出ないので火元のある場所で使える」
キャンプの焚き火アイテムとしては「火吹き棒」が有名ですね。
木材に着火した直後は、火力が安定するまで火吹き棒のような物で空気を送る事が必須です。
ですが、その火を使って料理をするなど長時間の火力を保ちたい場合「火吹き棒」では体力を消耗してしまいます。
火吹き棒の代わりに電動エアダスターから空気を供給すれば体力は消耗しません。
片手で空気を送りつつ、もう片方の手で作業が出来てしまいます。
浮き輪やビーチボールの空気入れ
浮き輪やビーチボールなど、ビニール製品の空気入れにも最適です。
問題点は、ビーチボールの空気孔が小さいので電動エアダスターのノズルとサイズが合わない事です。
ノズルの先に何か筒状の物を付けてもう片方を空気孔に入れるなどの工夫が必要になります。
以下の商品は、浮き輪やビーチボールの空気孔に対応したノズルアタッチメント付きです。
箪笥の隙間のホコリ取り
箪笥と箪笥の間にホコリが見えているんだけど、狭くて掃除機が入らない。
「わざわざ箪笥を動かすのも面倒だなぁ」と思った時は、電動エアダスターのノズルを箪笥の隙間に突っ込んで空気を送り込むとホコリが出てきます。
さすがに奥の方にあるホコリは出てきませんが、目に見える範囲は綺麗になります。
大掃除でもない限り普段の掃除はエアダスターで対応できます。
ファンヒーターや扇風機の給気口掃除
石油ファンヒーターやダイソンの羽なし扇風機の給気口は網になっており取り外しができません。
フィルターが取り外せるタイプであれば水洗いできるのですが、
これらの網「はめ込み式フィルター」に溜まったホコリは洗い流すことも出来ず、上から雑巾で拭いてもなかなかホコリが取れません。
その場合、電動エアダスターで風を当てるとホコリがすぐに取れます。
エアコンの掃除
通常エアコンのフィルターは取り外して洗う事ができますが、吹出口の奥に溜まった埃は業者に依頼して掃除してもらわないと掃除できません。
業者に依頼した場合は水で洗い流すことになりますが、結局それが故障の原因にもなりエアコンの寿命が縮まります。
吹出口の奥に溜まったホコリがどうしても気になる人は、
エアコンの風量を弱にして吹出口を開きながらエアダスターで直接強風を当てると、内部に溜まったホコリを掻き出す事が出来ます。
業者に依頼する前の最終手段として一度試してみてください。
3.電動エアダスターのメリット・デメリット
ガス式エアダスター と 電動エアダスター、のそれぞれのメリット・デメリットを比較しました。
ガス式『エアダスター』のメリット・デメリット
ガス缶式 エアダスターのメリット
- 音が比較的静か
- 軽くて扱いやすい
ガス缶式 エアダスターのデメリット
- 可燃性ガスが出るので火元のある場所で使えない(発火する)
- 使い捨てタイプなのでお金がかかる
- 噴出したエアーは可燃性ガスなので異臭がある
- 缶のゴミ(廃棄物)の処理が必要
- スプレー缶によっては上下逆さまの状態で使えない物もある
電動『エアダスター』のメリット・デメリット
電動エアダスターのメリット
- 繰り返し使えて経済的
- 可燃性ガスが出ないので火元のある場所で使える
- エアーに匂いがない
- 廃棄物(ゴミ)が出ない
- 上下逆さまの状態でも使える
電動エアダスターのデメリット
- 充電が必要
- 作動音がうるさい
個人的な感想
私は根がケチなので使い切りタイプのスプレー缶式よりも、持続可能で繰り返し使える電動エアダスターの方が合っています。
電動エアダスターを使いだしてから、エアーの残量を気にせず使えるので使用頻度が高くなりました。
外出先でもモバイルバッテリーから充電できるので困る事はありません。
そもそもバッテリーが長時間持つので、外出先で充電切れした事が一度もないです。
4. 電動エアダスターの価格と比較
Amazonでレビュー数が多く、高評価かつお手頃価格の商品を3つ紹介します。
以下の商品は私も購入しました。
Amazonの評価も比較的に良く、Amazonおすすめタグが付いています。商品頻繁にセールしているので時期を見計らって買うとお得です。
- 回転数:不明
- 6,600mAhのバッテリー
- 1種類のノズルアタッチメントが付属
- 商品の重量:370g
以下の商品もAmazonで頻繁にセールしています。
各種ノズルアタッチメントが付いているので広範囲に使い回したい方におすすめです。
- 41,000RPMの回転数
- 6,000mAhのバッテリー
- 4種類のノズルアタッチメントが付属
- 商品の重量:313g
今回紹介する中でいちばん高性能なのが以下の商品です。
- LEDライト付きで暗所を照らしながら使える
- 150,000RPMの回転数で強力な風量
- 3段階の風力調整
- 7,500mAhの大容量バッテリー
- 5種類のノズルアタッチメントが付属
- 商品の重量:340g
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