レンタルサーバーはウェブサイトを運営する上で欠かせない要素であり、その選択は非常に重要です。今回は、シン・レンタルサーバーに焦点を当て、その評判、メリット、デメリットについて詳しく説明します。
この記事では、シン・レンタルサーバーの特徴、メリット、デメリット、料金プラン、評判、おすすめのユーザー、申し込み手順、運営会社について詳しく説明します。初心者にもわかりやすく、シン・レンタルサーバーについての包括的な知識を提供します。
シン・レンタルサーバーの基本情報
シン・レンタルサーバー は2021年5月にサービスを開始した比較的新しいサービスです。
エックスサーバーのシステムをベースに、最新の高速化技術を導入しておりWordPressの表示高速化・リーズナブルさに特化したレンタルサーバーです。
高速表示はユーザーの離脱率を低減させ、検索エンジンでのランキング向上にも寄与します。
シン・レンタルサーバーは新しく出来たばかりのサービスですが、運営は老舗のエックスサーバー株式会社となっており、長年蓄積されたノウハウがシン・レンタルサーバーの信頼性を担保しています。
※2024年2月1日をもってエックスサーバー株式会社から、「シンクラウド株式会社」へと運営を移管します
超高速WordPress実行環境「KUSANAGI」
シン・レンタルサーバーには全てのプランに超高速WordPress実行環境「KUSANAGI」を搭載しています。KUSANAGIはプライム・ストラテジー株式会社が開発・提供するCMS高速化仮想マシンです。
【KUSANAGIの特徴】
- 高いパフォーマンス:サイトのアクセスが集中するような高負荷時でもパフォーマンスを低下させず運用できる
- 高度なセキュリティ:セキュリティ機能は、ほぼ全てデフォルトで搭載している
- KUSANAGI8・・・ページキャッシュ利用時に1秒あたりの同時リクエスト数約23,000超、管理画面などページキャッシュ非使用時でも1秒あたりの同時リクエスト数約200超
- KUSANAGI9・・・ページキャッシュ利用時に1秒あたりの同時リクエスト数約25,000超、ページキャッシュ非使用時に1秒あたりの同時リクエスト数約210超
【KUSANAGI 8 のセキュリティ】
- WAF
- IPS/IDS
- SELinux対応
- TLS 1.3対応
- TLS 1.1以下の無効化
- 脆弱性スキャンツール
- DoS攻撃対策
【KUSANAGI 9 のセキュリティ】
- WAF
- SELinux対応
- TLS 1.3対応
- TLS 1.1以下の無効化
- DoS攻撃対策
エックスサーバーのシステム採用
シン・レンタルサーバーは、信頼性の高いエックスサーバーをベースに構築されています。
エックスサーバーは高い安定性と信頼性で知られており、シン・レンタルサーバーがそのシステムを採用することで、ユーザーは安心してサーバーを利用できます。
安定性はウェブサイトの可用性に直結し、ユーザーエクスペリエンスに大きな影響を与えます。
サーバーパネルもエックスサーバーと全く同じなので、元々エックスサーバーを使っていた方は馴染みやすいと思います。
同じサーバーパネルなのでエックスサーバーに標準搭載している機能はすべて網羅されています。
シン・レンタルサーバーのメリット
シン・レンタルサーバーのメリット。
- XPageSpeedによるデータ転送量削減
- WordPressのインストールが簡単
- セキュリティ機能の充実
- 無料独自ドメインとSSLの提供
- 料金プランのリーズナブルさ
- リソース確保による安定稼働
- 自動バックアップ機能
- アダルトコンテンツの運営が可能
XPageSpeedによるデータ転送量削減
XPageSpeedは、エックスサーバー株式会社が開発したWebサイト最適化機能で、画像・CSS・JavaScriptなどのファイルを圧縮してデータ転送量を削減してウェブサイトの表示速度を向上させます。
シン・レンタルサーバーはXPageSpeedを導入しており、ウェブサイトが高速に読み込まれることを実現しています。データ転送量の削減はウェブホスティングコストを低減し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる重要な要素です。
シン・レンタルサーバーのサーバーパネルから、XPageSpeedの設定を行います。
ファイルを圧縮して軽量化を行い、ページの高速表示を実現します。
XPageSpeedで設定できる項目
- 画像最適化
- 画像遅延読み込み
- CSS最適化
- CSS遅延読み込み
- JavaScript最適化
- JavaScript遅延読み込み
WordPressのインストールが簡単
シン・レンタルサーバーはWordPressを使用するユーザーに使いやすい環境を提供しています。初めてのユーザーでも、WordPressを簡単にセットアップし、カスタマイズできます。
ウェブサイトの構築が初めての人々にとっては、分かり易いインターフェースとガイダンスが非常に助かります。
サーバーパネルから「WordPress簡単インストール」を選ぶだけで、誰でも簡単にWordPressをインストールしてブログを作成できます。データベースも自動的に作成してくれるので面倒なMySQLの設定も不要です。
他社のレンタルサーバーから乗り換える際も楽です。
サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」の1つ下にある「WordPress簡単移行」という機能があります。ボタンをクリックしていくだけで簡単にサーバー移転ができます。
セキュリティ機能の充実
シン・レンタルサーバーはセキュリティを重要視しており、DDoS攻撃やウイルスからウェブサイトを保護するための機能を提供しています。セキュリティはオンラインビジネスを運営する上で不可欠であり、シン・レンタルサーバーはユーザーのデータの安全性を確保します。
【シン・レンタルサーバーのセキュリティ機能一覧】
- アクセス拒否IP設定・・・特定のIPに対してアクセス拒否を設定できる
- WAF設定(Webアプリケーションファイアウォール設定)・・・不正なアクセスを検知し遮断する
- 迷惑メールフィルター設定・・・迷惑メールをフィルタリングする
- アクセス制限設定・・・指定のファイルにBasic認証をかける事ができる
- 国外IPアクセス制限・・・日本国外からのアクセスを制限できる
- ログイン試行回数制限・・・WordPressのログインに一定回数失敗するとしばらくの間ロックできる
- コメント・トラックバック制限・・・大量コメントの制限、国外IPからのコメントの制限
【WAF設定の内容】
- XSS対策・・・スクリプトタグが埋め込まれたアクセスを検知
- SQL対策・・・SQL構文が埋め込まれたアクセスを検知
- ファイル対策・・・サーバーに関する設定が埋め込まれたアクセスを検知
- メール対策・・・メールヘッダーに関する設定が埋め込まれたアクセスを検知
- コマンド対策・・・サーバーのコマンドが埋め込まれたアクセスを検知
- PHP対策・・・ファイル操作に関するアクセスを検知
無料独自ドメインとSSLの提供
シン・レンタルサーバーは一部のプランで無料独自ドメインとSSL証明書を提供しています。
独自ドメインはプロフェッショナルなイメージを構築し、ブランドを確立するために重要です。
SSL証明書はデータの暗号化とセキュリティ向上に寄与します。これらの機能はオンラインプレゼンスを向上させるために不可欠な要素です。
料金プランのリーズナブルさ
シン・レンタルサーバーの料金プランは多彩で、幅広い予算に対応しています。初心者からビジネスユーザーまで、さまざまなプランが用意されており、ユーザーは自身のニーズに合わせて選択できます。
コストパフォーマンスの高さもシン・レンタルサーバーの特徴の一つです。
下記の表は、エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの「vCPU」「メモリ」「ストレージ」のスペックが同じプランで比較しました。
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | |
プラン名 | スタンダード | ベーシック |
月額料金(36ヶ月契約) | 990円 | 770円 |
vCPU | 6コア | 6コア |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ(SSD) | 300GB | 300GB |
※月額料金は全て更新料金で記載
※2023年10月1日の料金を記載
このプランだけでなく全プランで比較してもシン・レンタルサーバーの方がリーズナブルです。
エックスサーバーを使っていてWordPressの表示速度に不満のある方は、より高速でコストパフォーマンスも良いシン・レンタルサーバーに乗り換える事をオススメします。
リソース確保による安定稼働
他社のレンタルサーバーは、「共用サーバー」となっており、複数のユーザーでサーバー上のリソースを共有している形になりますが、シン・レンタルサーバーは通常プランであってもリソースが個別に確保されており、トラフィックの急増やウェブサイトの拡大にも対応できるよう設計されています。
これによりウェブサイトの安定稼働が保証されます。安定性はオンラインビジネスにおいて不可欠な要素であり、ユーザーはいつでもウェブサイトにアクセスできることを保証しています。
自動バックアップ機能
シン・レンタルサーバーは定期的な自動バックアップ機能を提供しており、データの損失からウェブサイトを保護します。ユーザーは手動でバックアップを作成する手間を省き、安心してウェブサイトを運営できます。データの損失は大きなリスクであり、自動バックアップは重要なセキュリティ対策です。
シン・レンタルサーバーが自動バックアップしてくれるデータは14日分です。
アダルトコンテンツの運営が可能
一部のレンタルサーバーはアダルトコンテンツのホスティングを禁止していますが、シン・レンタルサーバーはアダルトコンテンツの運営を許可しています。
アダルトコンテンツを提供するサイト運営者にとっては、これは重要な要素です。ただし、利用規約や法律の範囲内でなければなりません。
シン・レンタルサーバーのデメリット
シン・レンタルサーバーのデメリット。
- 情報入手の工夫が必要
- 安定性への不安
- プラン変更がすぐに反映されない
- リソース不足の通知が無い
情報入手の工夫が必要
シン・レンタルサーバーは多機能なサービスを提供していますが、サービス実績が乏しい為に情報の入手が初心者にとっては少し難しいことがあるかもしれません。
ユーザーガイドやオンラインフォーラムを活用することで情報を理解する工夫が必要です。初心者にとっては、サポートを活用することが重要です。
シン・レンタルサーバー サポートページ
安定性への不安
シン・レンタルサーバーは安定性に優れていますが、一部のユーザーからは一時的なサーバーの不調が報告されることがあります。これはオンラインビジネスにとって大きな問題となり得るため、ユーザーは定期的なモニタリングとバックアップを行うことを検討すべきです。
とは言えシン・レンタルサーバーの大規模なサーバートラブルは、サービス開始初期の頃に1度あっただけです。
運営母体が老舗のエックスサーバー株式会社という事もあり、今後安定していくと予想されます。
※2024年2月1日をもってエックスサーバー株式会社から、「シンクラウド株式会社」へと運営を移管します
プラン変更がすぐに反映されない
- アップグレード:翌月1日から反映される
- ダウングレード:契約更新時に反映される
Webサイトにアクセスが集中してデータが捌けなくなるとサイトは落ちてしまいます。
その場合プランをアップグレードして対処するのですが、シン・レンタルサーバーの場合プランのアップグレードが反映されるのは翌月の1日からになります。
機会損失を防ぐためにも、普段からアクセス数をチェックしておく必要があります。
契約しているプランとアクセス数を見比べて、そろそろキャパオーバーかなというタイミングでアップグレードしておきましょう。
リソース不足の通知が無い
シン・レンタルサーバーはリソースを個別に確保するなどリソース管理に対して努力していますが、一部のユーザーからはリソース不足に関する通知が不十分だという意見があります。
シン・レンタルサーバーにはリソース不足の通知や自動プランアップの機能が無いので、ユーザーはウェブサイトの成長に合わせてリソースを確保できるよう、注意深くプランの選択を行う必要があります。
対処法として普段からリソースモニターをチェックしておかなければなりません。
リソースモニターを使うと、CPU・メモリ・転送量の利用状況を過去3ヶ月分確認できます。
契約したプランのCPU、メモリ、転送量と照らし合わせて、リソース不足になりそうな段階で上位プランへアップグレードしてください。
【シン・レンタルサーバー各プランのリソース】
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア | 12コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB | 20GB |
ストレージ(SSD) | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB |
転送量 | 900GB/日 | 1,200GB/日 | 1,500GB/日 | 1,500GB/日 |
シン・レンタルサーバーのサポート体制
シン・レンタルサーバーはメールと電話の2種類のカスタマーサポートを提供しており、ユーザーがトラブルに遭遇した際に迅速に対応します。サポート体制はレンタルサーバー選択において非常に重要な要素です。ユーザーが問題に直面した際に、迅速かつ効果的な対応が行われることは、ウェブサイトの可用性と信頼性を高める重要な要素です。
シン・レンタルサーバー のカスタマーサポート
- メールサポートは、24時間365日受け付けています。
- 電話サポートは、平日(祝日を除く)10時から18時まで受け付けています。
メールサポートは、お問い合わせしてから24時間以内の返信を謳っています。
私がメールで質問した時はだいたい2時間ほどでレスポンスがありました。以前契約していた某レンタルサーバーのような突き放すような感じはなく、親身になって対応してもらえたと思っています。
シン・レンタルサーバーがオススメな人
シン・レンタルサーバーは高速表示、セキュリティ機能、使いやすさを重視するユーザーや、WordPressサイトを運営するユーザーに特にオススメです。また、初心者向けの使いやすいコントロールパネルを提供しており、ウェブサイトの構築と管理が簡単です。コストパフォーマンスにも優れています。
シン・レンタルサーバーをオススメしたい人
- 新技術を実感したい人
- コストパフォーマンス重視の人
- エックスサーバー利用者
新技術を実感したい人
シン・レンタルサーバーは新しいウェブ技術を積極的に導入しており、最新の機能やツールを提供しています。ウェブ開発者や運営者にとって、新しい技術を探求し、ウェブプロジェクトに導入したいという意欲がある場合、シン・レンタルサーバーは最適な選択肢の一つです。新しい機能やフレームワークを試すことで、ウェブプロジェクトの革新が可能です。
コストパフォーマンス重視の人
シン・レンタルサーバーは高性能なサーバー性能とリーズナブルな価格を組み合わせて提供しています。コスト効率の良さを求めるユーザーや、予算に制約のあるプロジェクトにとって、シン・レンタルサーバーは優れた選択肢です。高品質なホスティングサービスを手頃な価格で利用できます。
エックスサーバー利用者
エックスサーバーを既に利用しているユーザーにとって、シン・レンタルサーバーへの移行はスムーズです。エックスサーバーと同じサーバーパネルを利用するため、既存の知識やスキルを活かしつつ、新たな機能や性能を享受できるでしょう。エックスサーバーの利用者にとって、シン・レンタルサーバーは魅力的な選択肢となります。
シン・レンタルサーバーがオススメでない人
シン・レンタルサーバーがオススメでない人
- 安定性重視の人
- 最上位のサポートを求める人
安定性重視の人
シン・レンタルサーバーがオススメでない場合は、特定のウェブサイト要件や予算に合わない場合です。
シン・レンタルサーバーの運用実績が浅い事も懸念点と言えます。一部のユーザーからは、一時的なサーバーの不調に関する報告もあります。安定性重視の場合は老舗のエックスサーバーを検討してみてはいかがでしょうか。
最上位のサポートを求める人
シン・レンタルサーバーよりもエックスサーバーの方がサポート体制が手厚いです。
シン・レンタルサーバー のサポート
- 電話対応
- メール対応
エックスサーバー のサポート
- 電話対応
- メール対応
- チャットボット対応
チャットボット対応がどれほど便利かは不明ですが、私の場合シン・レンタルサーバーのメール対応でサーバー移転のトラブルをすべて解決してきたので、電話とメールさえあれば充分だと思っています。
「それでも最上位のサポートが必要だ」と考えている方にはシン・レンタルサーバーはオススメできません。
シン・レンタルサーバーの料金プラン
シン・レンタルサーバーは、複数の料金プランを提供しています。ユーザーにとって重要なのは、自身のプロジェクトに最適なプランを選択することです。以下は、プランの選択と適切なプランの提案に関するポイントです。
- トラフィック予測: まず、ウェブサイトやアプリケーションの予想されるトラフィックを考慮しましょう。これにより、プランの選択肢を絞ることができます。予想外のトラフィック増加に対応するために、余裕を持ったトラフィック制限のあるプランを選ぶこと。
- 機能要件: ウェブプロジェクトの機能要件を明確にしましょう。必要なデータベース、メールアカウント、SSL証明書などが含まれているかどうかを確認し、プランがこれらの要求を満たしているか確認すること。
- 将来の成長: ウェブプロジェクトが成長する可能性を考慮してください。プランは柔軟性を持っており、将来の成長に合わせてアップグレードすること。
- 競合サービスとの比較: シン・レンタルサーバーの料金プランを他のホスティングサービスと比較して、コストと提供される機能のバランスを評価すること。競合サービスとの比較により、最適な選択をする。
【シン・レンタルサーバーの更新料金】
契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
3ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
6ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
12ヶ月 | 880円 | 1,780円 | 3,560円 | 7,120円 |
24ヶ月 | 825円 | 1,650円 | 3,300円 | 6,600円 |
36ヶ月 | 770円 | 1,540円 | 3,080円 | 6,160円 |
初回契約の場合、初回契約時の割引きがあります。以下の赤字参照
【割引期間 2023/11/6まで】
契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
3ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
6ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
12ヶ月 | 616円 | 1,246円 | 2,492円 | 4,984円 |
24ヶ月 | 577円 | 1,155円 | 2,310円 | 4,620円 |
36ヶ月 | 539円 | 1,078円 | 2,156円 | 4,312円 |
料金プラン別の機能比較
各料金プランには異なる機能が提供されています。ユーザーは自身の要件に合わせてプランを選択し、必要な機能を利用できます。
特に注意すべき要素は、ストレージ容量とデータ転送量です。ウェブサイトの規模とトラフィックに合わせて選択しましょう。
各料金プランで以下のリソースに違いがあります。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア | 12コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB | 20GB |
ストレージ(SSD) | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB |
転送量 | 900GB/日 | 1,200GB/日 | 1,500GB/日 | 1,500GB/日 |
すべての料金プランに以下の基本機能が含まれます。
- 初期費用: 0円
- 無料独自SSL: 無料
- MySQL: 無制限
- SQLite: 利用可能
- マルチドメイン: 無制限
- サブドメイン: 無制限
- nginx: 導入
- RAID構成: RAID10
- サポート: メールサポート、電話サポート、設定代行
- プラン変更: 可能
- Webサイト高速化: Xアクセレーター、HTTP/2、FastCGP、OPcache、ブラウザキャッシュ設定、XPageSpeed
- 自動バックアップ: あり
- Webアプリケーションファイアー: あり
- Webページアクセス制限: 可能
- .htaccess編集機能: あり
- Webフォント設定: あり
- リソースモニター: あり
- WordPress簡単インストール: 可能
- WordPress簡単移行: 可能
- WordPressログイン試行回数制限: 可能
- 国外IPアドレスからのアクセス制限: 可能
- 大量コメント・トラックバック制限: 可能
- 国外IPアドレスからの大量コメント・トラックバック制限: 可能
- FTPアカウントの追加: 無制限
- メールアカウント: 無制限
- メール転送・メール自動返信: 可能
選び方とおすすめのプラン
料金プランを選ぶ際には、自身のウェブサイトの要件と予算を考慮に入れましょう。
シン・レンタルサーバーはデータ転送量に対する追加課金が無いので、足りなければプランをアップグレードするしかありません。
ウェブサイトのトラフィック予測や成長計画を立て、それに合わせたプランを選択することが重要です。
また、将来的な拡張を考慮して、フレキシブルなプランを選択することをおすすめします。
無料体験について
シン・レンタルサーバー は無料体験を提供しています。これは初めてシン・レンタルサーバーを利用するユーザーや小規模なプロジェクトにとって魅力的な選択肢です。
無料プランや無料体験を活用して、サーバーサービスの特性を理解し、自身のニーズに合うかどうかを確認しましょう。
ただし、無料プランには制約があることに注意が必要です。
【無料お試し期間に制限されている機能】
- メールアカウントの作成
- その他プログラムを用いたメール送信全般
- サブFTPアカウントの追加
- 代行サービスの申請
シン・レンタルサーバーの無料体験は、上記以外のすべての機能が使えます。かくいう私も無料期間に他社サーバーからシン・レンタルサーバーに移転しました。
無料期間中にWordPressを移転して動作確認ができるので、サーバー移転を考えている方は無料体験を利用するとスムーズに移行できます。
シン・レンタルサーバー無料体験の申し込み方法
無料体験の申し込み方法は、以下の記事を参考にして下さい。
ユーザーレビュー(シン・レンタルサーバーの評判)
シン・レンタルサーバーの良い評判と口コミ
ユーザーレビューからは、シン・レンタルサーバーの良い評判と口コミが多数あります。ユーザーからは高速表示、安定性、使いやすさ、セキュリティなどが称賛されています。
特に初心者向けの使いやすいコントロールパネルが高く評価されています。
エックスサーバーではアダルトを運営できませんが、同じシン・レンタルサーバーなら可能。しかもエックスサーバーよりもコストパフォーマンスに優れていて、ハイスペック。
最新の高速化技術が導入されているので断然お得になっている。
独自ドメインでサイト運営する時悩むのがレンタルサーバーかなと思うのですが、一般ならエックスサーバー、アダルトならシン・レンタルサーバーかなと思います。またシン・レンタルサーバーならアダルト系の情報発信のサーバーにも使用できてお得です。
— しののめ@複合キーワードで集客する狂人 (@yoake0101) September 5, 2023
シン・レンタルサーバーは、1日に1回サーバー上のデータをバックアップ専用サーバーに自動バックアップします。
メールやMySQLのデータが過去14日分残っているので、トラブルが起きた時でも復旧が可能になります。
自動バックアップは全プランで標準対応しています。
先日Search Regexを使ってWordPressブログをいじっていた時、手違いで記事を全部ぶっ飛ばしっちゃいました😱
けど、シンレンタルサーバーの自動バックアップのおかげで無事復旧‼️
以前ラッコサーバーでも全く同じことやったんですけどね(笑)
Search Regex使う際はお気を付けください。
— さっとが@WordPressブログ×副業 (@sattoga) February 7, 2023
私が Mixhostからシン・レンタルサーバーに乗り換えた最大の理由は、Mixhostの値上げです。もう一つの理由としてサポートの質が良くなかったという点もあります。
シン・レンタルサーバーでは全てのプランで以下のサポートが付いています
- 電話サポート
- メールサポート
私がシン・レンタルサーバーに移行した時も、WordPressのエラー内容を修正するのにサポートに助言してもらいました。メール対応もレスポンスが早く真摯に対応してもらえたので、非常に価値のあるサービスだと思います。
今からレンタルサーバー借りるならシン・レンタルサーバーが良いよ。ミッ〇スホ〇トはおすすめしない。サーバーの性能はよくてもサポートがいまいちなところで長年使おうとは思えないから。
— MASAFUMI@アダルト比較サイト運営 (@masafumiafidayo) March 6, 2023
シン・レンタルサーバーの悪い評判と口コミ
一方で、一部のユーザーからは一時的なサーバーの不調やリソース不足に関する報告もあります。また、特定のウェブサイト要件に合わないと感じるユーザーもいるかもしれません。
評判はユーザーの個別の経験に基づくものであり、全てのユーザーにとって満足のいく選択肢ではないかもしれません。
唯一シン・レンタルサーバーのデメリットと呼べるのは、歴史の浅さです。シン・レンタルサーバーは2021年5月にサービスを開始し、サーバー運用にそれほど経験値がありません。
安定性・信頼性を重視するならエックスサーバーということになります。
「サーバー A とサーバー B はどちらがよいのか(初心者におすすめか)」という質問は答えるのがものすごく難しい。
「初めて車買うならトヨタかホンダか」と同じ。
でも、安定性とサポートの質でいえばエックスサーバーですかね。もう少し安いのがよければ、シン・レンタルサーバーでも。
— 瀬尾@Rein𝕩 (@ReinxWeb) August 7, 2023
しかし、シン・レンタルサーバーを運営しているのはエックスサーバー株式会社という事を忘れてはいけません。
シン・レンタルサーバーはサービス開始当初に1度だけ大規模なシステム障害があったようですが、その後は大きな問題は起きていません。
評判のまとめ
サーバーの安定性・信頼性を求めるなら老舗のエックスサーバーが優れています。しかし、シン・レンタルサーバーを運営しているのはエックスサーバー株式会社なのであまり危惧する必要はないと思います。
それよりもシン・レンタルサーバーはエックスサーバーには無い最新の高速化技術を体験できます。これからも新しい技術をどんどん盛り込んでいくので、これからレンタルサーバー業界のスタンダードになっていくと予想します。
※2024年2月1日をもってエックスサーバー株式会社から、「シンクラウド株式会社」へと運営を移管します
他社サーバーとシン・レンタルサーバーの比較
シン・レンタルサーバーの料金プランを他のホスティングサービスと比較することは、賢い選択をするために重要です。比較のポイントとして以下のことに注意しましょう。
- 価格: シン・レンタルサーバーのプラン料金を他のホスティングサービスと比較し、コスト効率の良さを確認します。安価なプランがあっても、提供される機能とのバランスを考えましょう。
- 機能: ウェブプロジェクトに必要な機能を提供するかどうかを確認します。データベース、ストレージ容量、メールアカウントなど、必要な機能が含まれているか確認しましょう。
- サポート: サポートオプションも比較対象として考慮しましょう。優れたカスタマーサポートは、問題解決において重要な要素です。
- 信頼性: サーバーの信頼性や稼働率も比較のポイントです。ウェブサイトの可用性を確保するために、信頼性の高いホスティングサービスを選ぶことが重要です。
- 評判: ユーザーレビューや評判も参考にしましょう。他のユーザーの実体験から学び、サービスの品質を評価します。
シン・レンタルサーバーのベーシックプランを軸にして、他社サーバーと比較してみました。(vCPUとメモリが同じプランで比較)
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | MixHost | ConoHa WING | カラフルボックス (アダルト) | |
プラン名 | スタンダード | ベーシック | スタンダード | ベーシック | BOX2 |
月額料金(36ヶ月契約) | 990円 | 770円 | 1,980円 | 1,452円 | 1,320円 |
vCPU | 6コア | 6コア | 6コア | 6コア | 6コア |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB | 8GB | 8GB |
ストレージ(SSD) | 300GB | 300GB | 無制限 | 300GB | 400GB |
転送量/日 | 無制限 | 900GB/日 | 無制限 | 無制限 | 600GB/日 |
アダルト可否 | NG | 可能 | 可能 | NG | 可能 |
MySQL | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
自動バックアップ | 有り | 有り | 有り | 有り | 有り |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
※月額料金は全て更新料金で記載
※2023年10月1日の料金を記載
vCPUとメモリが同じ値の他社プランと比較したところ、月額料金に大きく差が出ているのが分かります。
mixhostはダントツでサーバースペックが良いのですが、値段との釣り合いが取れてないのが実情です。
コストパフォーマンスだけで比較すると、エックスサーバー、シン・レンタルサーバーの2択となります。
上記の表だとエックスサーバーとシン・レンタルサーバーは同じスペックに見えますが、シン・レンタルサーバーは最新の高速化技術を導入しており、エックスサーバーよりもハイスペックになっています。
全レンタルサーバーの中でコストパフォーマンスが一番高いのがシン・レンタルサーバーと言えます。
データ転送量の比較
気になるのがデータ転送量です。
他社サーバーは転送量が無制限と謳っていますが、どれだけアクセス数が増えても無限に捌ける訳ではありません。
ある程度アクセス数が増えればレンタルサーバー側から上位プランへのアップグレードを促されるので、あまり鵜呑みにしない方が良いですね。
mixhostから負荷を下げないと利用制限するよとの連絡が。
とっさにシンレンタルサーバーへの移転方法調べちゃったよ。
— パンダコア🎋アダルトアフィリエイト支援 (@pandacore55) January 25, 2023
シン・レンタルサーバーのベーシックプラン「900GB/日」は必要十分な転送量であり、これで足りないという事にはなりにくいです。転送量が足りなくなってから上位プランへのアップグレードを検討する方向で良いのではないでしょうか。
アダルト可否の比較
アダルト可能なレンタルサーバーにスポットを当ててみると。以下の比較となります。
- シン・レンタルサーバー
- Mixhost
- カラフルボックス(アダルト)
この比較でもコストパフォーマンスでシン・レンタルサーバーが強いです。
気になるのはサーバー速度の差ですが、こればかりは実際に体験してみないと分かりません。
スペック的に見るとMixhostの性能が高いです。
私はMixhostからシン・レンタルサーバーにサーバーを乗り換えましたが、値段が劇的に安くなったのに対して速度は体感的にほとんど変わらないと感じています。
【参考記事】
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの比較
【エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの特徴を比較】
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | |
サーバー性能 | 高性能 | 超高性能 |
機能 | 充実 | 充実 |
サポート | 超サポート充実 | サポート充実 |
速度 | 高速 | 超高速 |
リソース管理 | 共用サーバ | リザーブド |
コストパフォーマンス | 優れたコストパフォーマンス | 驚異的なコストパフォーマンス |
アダルト | 不可能 | 可能 |
安定性 | 超安定している | 安定している |
※優れている項目を赤字で書いています
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの違い
シン・レンタルサーバーとエックスサーバーは、両方とも優れたレンタルサーバーサービスですが、いくつかの違いがあります。エックスサーバーは特に高い安定性で知られており、ビジネス向けです。
一方、シン・レンタルサーバーは高速化に特化していてアクセス数の多いサイトにオススメできます。
シン・レンタルサーバーは共用サーバーではないのでユーザーごとにCPU・メモリのリソースが個別に確保されています。これにより他のユーザーから影響を受けません。
つまり、アダルト特化のサイトが大量のアクセスを集めても同じサーバー内の他のユーザーに悪影響が及ばない設定になっています。
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの料金プラン比較
シン・レンタルサーバーの料金プランは多彩で、幅広い予算に対応しています。
エントリープランからビジネス向けのプランまで用意されており、ユーザーは自身のニーズに合わせて選択できます。エントリープランは初心者向けに適しており、コストパフォーマンスが高いと評価されています。
下記の表は、エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの全プランを比較しました。
(vCPUとメモリが同じプラン同士を比較)
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | |
プラン名 | スタンダード | ベーシック |
月額料金(36ヶ月契約) | 990円 | 770円 |
vCPU | 6コア | 6コア |
メモリ | 8コア | 8コア |
ストレージ(SSD) | 300GB | 300GB |
転送量/日 | 無制限 | 900GB/日 |
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | |
プラン名 | プレミアム | スタンダード |
月額料金(36ヶ月契約) | 1,980円 | 1,540円 |
vCPU | 8コア | 8コア |
メモリ | 12コア | 12コア |
ストレージ(SSD) | 400GB | 400GB |
転送量/日 | 無制限 | 1,200GB/日 |
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | |
プラン名 | ビジネス | プレミアム |
月額料金(36ヶ月契約) | 3,960円 | 3,080円 |
vCPU | 10コア | 10コア |
メモリ | 16コア | 16コア |
ストレージ(SSD) | 500GB | 500GB |
転送量/日 | 無制限 | 1,500GB/日 |
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | |
プラン名 | – | ビジネス |
月額料金(36ヶ月契約) | – | 6,160円 |
vCPU | – | 12コア |
メモリ | – | 20コア |
ストレージ(SSD) | – | 600GB |
転送量/日 | – | 1,500GB/日 |
※優れている項目を赤字で書いています
初回割引き料金は、時期によって金額やキャンペーンの有無が変わるので、
上記の表に記載している月額料金は全て更新料金で記載しています。
どのプランでもシン・レンタルサーバーのコストパフォーマンスが高い事が確認できます。
vCPU、メモリ、ストレージが同じでも、シン・レンタルサーバーには最新の高速化技術が導入されているのでサイトの表示速度は速いです。
公式サイトに記載されたエックスサーバーの転送量は無制限とされていますが、実質「非公開」と思ってください。ある程度の閾値を超えると上位プランへのアップグレードを促されます。
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーのサポート体制比較
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーは、サポート体制において異なる特性を持っています。エックスサーバーは高い安定性と信頼性を提供し、ビジネス向けのサポートを強化しています。一方、シン・レンタルサーバーは初心者向けのサポートと使いやすさを重視しており、ユーザーに優れたエクスペリエンスを提供しています。
エックスサーバー のサポート
- メール
- 電話
- チャット
シン・レンタルサーバー のサポート
- メール
- 電話
表示速度比較
シン・レンタルサーバーと他のレンタルサーバーとの表示速度を比較することは重要です。表示速度はユーザーエクスペリエンスに大きな影響を与え、検索エンジンのランキング向上にも寄与します。ユーザーはウェブサイトの速度に敏感であり、高速表示は重要な要素です。
- エックスサーバーの秒間リクエスト数は、約2,500回
- シン・レンタルサーバーの秒間リクエスト数は、約3,400回
両サーバー共にWordPressに特化した高速化環境『KUSANAGI』を搭載しています。それでもシン・レンタルサーバーの方が秒間リクエスト数が多くて高速であると言えます。
WordPress表示速度の速さは実際にシン・レンタルサーバーと契約した私も実感しています。
まとめ
以上が、シン・レンタルサーバーについての詳細な情報、特徴、評判、料金プラン、サポート体制、ユーザーレビュー、比較情報です。シン・レンタルサーバーは高速表示、コストパフォーマンス、セキュリティ、使いやすさなど、多くの特徴を提供しており、ユーザーのニーズに合わせた選択肢の一つです。
ウェブサイト運営を考える際には、自身の要件と予算に合わせて検討しましょう。
結論として言えるのは、他社サーバーと比較した場合、サーバー性能の高さに対するコストの安さが最も優れているのがシン・レンタルサーバーになります。
唯一のデメリットは、レンタルサーバーを提供する会社として歴史が浅いので実績や信頼性が弱いといったところになります。