学生も社会人も、この世の中を生き抜いていくには勉強が不可欠です。
勉強するうえで欠かせないのが「暗記」。
今回は、暗記するためのテクニック3種類を紹介します。
グルーピング
闇雲に暗記してもすぐに忘れてしまいます。
暗記する対象物が大量にある場合、個々の対象物を連鎖させて覚えることで、長期記憶に定着させることができます。
1つ思い出せば、それに関連する暗記対象を芋づる式に思い出すことができます。
連鎖させるとは、グルーピングすることです。
ルール、法則性を見つけて分類するのです。
同じグループ
似ているものを、同じグループとしてまとめる。
表・イメージ(図)を駆使して視覚的に印象付ける。
例えば、同じ因果関係のものや、歴史の時系列、数学の解き方、など
分類の方法は無限にあります。
1つのグループ内に暗記するべき項目を増やしすぎると、暗記の難易度が上がります。
グループの中で違いをハッキリさせる
例えば、「気体」でグルーピングした「二酸化炭素」と「一酸化炭素」「水素」は、
空気や水に対して、違った反応を示します。
二酸化炭素 | 一酸化炭素 | 水素 | |
---|---|---|---|
空気 | 空気より重い | 空気より軽い | 空気より軽い |
水 | 水に溶ける | 水に溶けにくい | 水に溶けにくい |
燃焼 | 不燃性 | 可燃性 | 可燃性 |
違いを覚えると、
相互に記憶の連鎖が作られます。
同じ感情グループ
外国語の勉強に有効なのが「同じ感情」のグルーピングです。
例えば、英語には、”相手に対して怒りを表現する言い回し”だけでも何種類もあります。
冷静に怒りを表現するのか、相手をコテンパンに罵倒するのか、
グループの中で違いを暗記しておくと、その中から適材適所で引き出せるようになります。
相反する感情のグループも作っておくと尚良し。
普段使わないシチュエーションの言葉を覚えてもすぐ忘れます。
SNSで海外の人と交流するなど、
自分からそのフレーズを使う環境に身を置く努力も必要になります。
イメージ・ストーリーとして暗記する
ひとつの物語として暗記する方法があります。
例えば、経済の「売りオペ、買いオペ」の説明を、ストーリーとして暗記する。
【買いオペ】
日銀が市中銀行から債権を買い取る→通貨量が増える(インフレ)→通貨の価値が下がる→景気が回復する。
【売りオペ】
日銀が市中銀行に債券を売る→通貨量が減る(デフレ)→通貨の価値が上がる→景気を停滞させる。
因果関係を一つの物語や一枚の絵として記憶すると、
頭の中に鮮明なイメージが残り、記憶が定着しやすくなります。
この方法は、法律、経済学、歴史、英語などの、人間の生活に密着した科目に有効ですが、
工夫次第で、あらゆる学問に応用できます。
数学の解き方や、化学変化をストーリーとして無理矢理こじ付ける事もできます。
復習するタイミングを調整する
勉強しても成果が出ない人には、「復習をしていない」人が多いです。
復習する期間は、
最初に覚えた日の翌日、その次が4日後、その次が10日後・・・
という風に少しづつ間隔を空けてください。
繰り返し復習すると長期記憶となります。
人の記憶は睡眠中に定着するので、
寝る直前に復習を行うのがベストです。
まとめ
記憶の連鎖を多く作るほど、お互いの記憶が強固になります。
「ルールや規則性を見つけて分類する、その中で違いを明確にする。」
それだけでも覚えておいてください。
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