結論を先に言います

CSVファイルはダブルクリックして開いてはいけない

という事です。

 

例えば、こういう内容のCSVファイルがあります。

 

 

CSVファイルをテキストで開く

 

 

拡張子が「.csv」のファイルは、

こんな感じでExcelで開くように紐付けされています。

 

 

CSVファイルはExcelに紐づいている

 

 

これをダブルクリックして開くと、Excelで開かれます。

そして日本語で書かれた文字が文字化けしています。

 

 

CSVファイルをダブルクリックで開いて、文字化けしている

 

 

原因は「文字コード」です。

CSVファイルの文字コードが「UTF-8」なのに対し、

Excelでダブルクリックして開くと「Shift-JIS」として開いてしまう為に、文字化けが起きます。

 

しかも、先頭にある「0」が省略されています。

 

CSVファイルをダブルクリックで開いて、先頭の0が省略される

 

 

CSVデータは

マイクロソフトが勝手にExcelと関連付けしたために、Excelのアイコンになっています。

Excelのデータだと勘違いされやすいのですが、

実はただのテキストデータです。

 

CSVファイルをダブルクリックで開くということは、

テキストデータを無理矢理Excelで見ようとしているわけですから、

文字コードや表示形式の相違が出て当然なのです。

 

 

対策1、テキストエディタで開いてExcelに貼り付ける

開いているExcelに対して、

CSVファイルの中身をコピー&ペーストしていきます。

 

まずCSVファイルをテキストエディタにドラッグ&ドロップして開きます。

 

 

CSVファイルをテキストで開く

 

 

ショートカット「Ctrl + Aキー」で、全文を選択して、

ショートカット「Ctrl + Cキー」で、選択した全文をコピーします。

 

 

全文選択してコピー

 

 

Excelを開きます。

「ホーム」タブの「貼り付け」から「テキストファイルウィザードを使用」を開く

 

 

Excelに貼り付け、テキストファイルウィザードを使用

 

 

「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」にチェックが入っていること。

日本語(シフトJIS)が選ばれている事を確認して、

「次へ」をクリック

 

 

テキストファイルウィザードでシフトJIS

 

 

区切り文字:「カンマ」にチェックを入れる

「次へ」をクリック

 

 

テキストファイルウィザードでカンマにチェック

 

 

先ほど、先頭の「0」が省略された列を文字列として貼り付けたいと思います。

列を選択して、列のデータ形式を「文字列」にチェックする。

「完了」をクリック。

 

 

文字列にしたい列を選択、文字列にチェック

 

 

日本語(シフトJIS)で貼り付けたので、文字化けが解消されています。

B列の数字を文字列として貼り付けたので、先頭のゼロは省略されていません

 

 

ゼロパディング

 


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対策2、Excelにインポートする

Excelファイルを開きます。

「データ」タブから、「外部データの取り込み」を選び、「テキストファイル」をクリックします。

 

 

Excelでテキストファイルのインポート

 

 

CSVファイルを選択して、「インポート」をクリック。

 

 

CSVファイルをインポート

 

 

今回は「UTF-8」で取り込んでも構いません。

 

 

テキストファイルウィザードでUTF-8

 

 

区切り文字:「カンマ」にチェックをいれます。

 

 

テキストファイルウィザードで、カンマにチェック

 

 

数字が入っている列を「文字列」として読み込むことで、

先頭のゼロが省略化されるのを防ぎます。

 

 

テキストファイルウィザードで文字列にチェック

 

 

既存のワークシートに取り込みます。

 

 

CSVファイルのデータの取り込みで、既存のワークシート

 

 

文字化けもなく、先頭のゼロが省略化されずに

インポートされている事を確認。

 

 

CSVファイルのインポート完了

 

キレイに開くことができました。

以上になります。


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